ピアノコードの弾き方(1/2) ~こんなに簡単だった~
ピアノコードは難しいと思っていませんか?諦めていませんか?初心者でも安心して練習できます。
ピアノコードとは何でしょうか?コードとは3つの音のハーモニー。
ではコードの簡単勉強スタートです!
1.ピアノとドレミ・・・
2.早速コードを弾いてみよう!
3.コードの歩き方
コードの押さえ方には決まりがあります。
Cのコードを弾くときはド(C)の音を基準にし、右側へ番号の数だけ上がり押さえます。


1,2,3・・・は黒鍵を含めて見たときの上がり方です。
この上がり方は他のコードでも同じです。
Cのコードと同様にDのコードを弾いてみましょう。


Gのコードも弾いてみましょう。


番号は省略ました。(鍵盤の図を変えました)
Cのコードを弾くときはド(C)の音を基準にし、右側へ番号の数だけ上がり押さえます。


1,2,3・・・は黒鍵を含めて見たときの上がり方です。
この上がり方は他のコードでも同じです。
Cのコードと同様にDのコードを弾いてみましょう。


Gのコードも弾いてみましょう。


番号は省略ました。(鍵盤の図を変えました)
4.コードの天気予報。晴れのちくもり、そして夕焼けへ
前章ではCとGとC7の3つのコードが出てきました。
Cの文字を使うコードはどのような関係なのでしょうか?
コードには様々な表情をつけることができます。天気に例えてみましょう。
それぞれのピアノコードを弾くとこのような響きになります。


まとめ
Cの文字を使うコードはどのような関係なのでしょうか?
コードには様々な表情をつけることができます。天気に例えてみましょう。


まとめ
- Cの音 = ド
- Cのオトより右に「1・2・3・4」→「1・2・3」と上がるとCのコードに
- Cのコードにm,7,sus4がつくと表情がつく
5.コードに表情をつけてみる
Cm(シーマイナー)を弾いてみましょう。
Cの右側、Eの白鍵を1つ下げます。


Csus4(シーサスフォー)を弾いてみましょう。
Cの右側、Eの白鍵を1つ上げます。


そしてC7(シーセブン)を弾いてみましょう。
Cの白鍵を2つ下げます。


指の動かし方に簡単なルールがあり、後の章で解説します。
注)C7は本来4つを押さえます。ですが簡素化のため3つとしてます。
Cの右側、Eの白鍵を1つ下げます。


Csus4(シーサスフォー)を弾いてみましょう。
Cの右側、Eの白鍵を1つ上げます。


そしてC7(シーセブン)を弾いてみましょう。
Cの白鍵を2つ下げます。


指の動かし方に簡単なルールがあり、後の章で解説します。
注)C7は本来4つを押さえます。ですが簡素化のため3つとしてます。
6.三人はあちこち移動しています

1・2・3→4・1・2コードの順に鳴ります

Cのコードは1・2・3を押えました。
実は4・1・2と押えた場合もCのコードになります
一つの音を1オクターブ上下することを転回と呼びます。
まとめ
- コードはC~Bの7つある
- コードはm,7,sus4という表情をつけられる
- コードの押さえ方には転回という組み合わせがある
7.コードの場所取り
転回の応用例をみてみましょう。
CとBのコードを前章のように弾くと鍵盤を使いすぎています。

C→Bコードの順に鳴ります
そこで転回を使いコンパクトにしてみます。
範囲はF(ファ)~上のF(ファ)にします。

C→Bコードの順に鳴ります
こうすることのメリットは、
(「型」とは「転回」したときのそれぞれの押さえ方になります)
コードが使う鍵盤の範囲をF(ファ)~上のF(ファ)にした理由ですが、
様々なJ-POP、邦楽をコード伴奏をした経験から、この範囲が右手のメロディー側を邪魔せず、しかも左手のコードは高めの音で弾きたいということで、この範囲となりました。
次の章よりこの範囲を使い解説してゆきます。
CとBのコードを前章のように弾くと鍵盤を使いすぎています。

C→Bコードの順に鳴ります

そこで転回を使いコンパクトにしてみます。
範囲はF(ファ)~上のF(ファ)にします。

C→Bコードの順に鳴ります

こうすることのメリットは、
- 違うコードを押えるとき指の移動量がすくなくてすむ
- コードが使う鍵盤がきまるのでコードの押える型も決まる
- よって転回を普段考えなくてよい
コードが使う鍵盤の範囲をF(ファ)~上のF(ファ)にした理由ですが、
様々なJ-POP、邦楽をコード伴奏をした経験から、この範囲が右手のメロディー側を邪魔せず、しかも左手のコードは高めの音で弾きたいということで、この範囲となりました。
次の章よりこの範囲を使い解説してゆきます。
8.コードたちの発表会
では「転回」の技を使った、きよしこの夜を伴奏してみましょう。
使う鍵盤がまとまりました。





これで一曲伴奏をつけることができました。
2章の解説ではCコードのドの音(Cの音)は下の音(一番左の音)でした。
ですが、前章の「コードが使う鍵盤の範囲をF(ファ)~上のF(ファ)」にすると、
Cコードはドの音(Cの音)は中央に来てしまいます。

ドの音が中央というのは違和感があるかもしれません。
自分もはじめはドの音を下の音で弾いていました。
ですが「ドの音を基準として、そこから左右にコードの左手が動く」と考えてみると、
実は便利なのでは?と思ってみると少々違和感がやわらぐと思います。
使う鍵盤がまとまりました。





これで一曲伴奏をつけることができました。
2章の解説ではCコードのドの音(Cの音)は下の音(一番左の音)でした。
ですが、前章の「コードが使う鍵盤の範囲をF(ファ)~上のF(ファ)」にすると、
Cコードはドの音(Cの音)は中央に来てしまいます。

ドの音が中央というのは違和感があるかもしれません。
自分もはじめはドの音を下の音で弾いていました。
ですが「ドの音を基準として、そこから左右にコードの左手が動く」と考えてみると、
実は便利なのでは?と思ってみると少々違和感がやわらぐと思います。
9.音が隣に引越しました!
ドレミ・・・は白鍵を順に上がりました。
では白鍵と黒鍵をあわせた一つの階段と見ると上がり方はどうなるでしょう?


黒鍵の段を一段とびこえたり、黒鍵の段がない場合がありますね。
では上がり方は同じで、スタート位置を一段上げてみましょう。


この状態を楽譜で表す場合は、
ドが一段上がった時は楽譜(五線譜の左側)に#が7つ、または♭を5つ付けます。
ではドを二段上がった所からスタートしてみましょう。


ドがニ段上がった時は、楽譜に#が2つ付きます。
黒鍵を2つ踏んでいると、五線譜に#が2つ付くのがポイントです。
今度はスタート位置を一段下げてみましょう。


ドが一段下がった時は、楽譜に♭が7つまたは#が5つ付きます。
スタート位置を二段下げてみましょう。


ドがニ段下がった時は、楽譜に♭が2つ付きます。
黒鍵を2つ踏んでいると、五線譜に♭が2つ付くのがポイントです。
この様に音ドを上下させることを次のように呼んでいます。
五線譜左の#か♭の数により、右手のメロディーで使う鍵盤がきまるのです。
他の押さえ方をまとめました。

キー名のCMやハ長調といった名前はムリに覚えなくても大丈夫です。
このような関係があることを頭の片すみに置いておいてもらえれば良いです。
ではなぜキーをかえる必要があるのでしょうか?
それはキーがかわると曲の感じが変化し、コードも変化するからです。
■ 表示や印刷にはAdobe Acrobat Readerが必要です。
では白鍵と黒鍵をあわせた一つの階段と見ると上がり方はどうなるでしょう?


黒鍵の段を一段とびこえたり、黒鍵の段がない場合がありますね。
では上がり方は同じで、スタート位置を一段上げてみましょう。


この状態を楽譜で表す場合は、
ドが一段上がった時は楽譜(五線譜の左側)に#が7つ、または♭を5つ付けます。
ではドを二段上がった所からスタートしてみましょう。


ドがニ段上がった時は、楽譜に#が2つ付きます。
黒鍵を2つ踏んでいると、五線譜に#が2つ付くのがポイントです。
今度はスタート位置を一段下げてみましょう。


ドが一段下がった時は、楽譜に♭が7つまたは#が5つ付きます。
スタート位置を二段下げてみましょう。


ドがニ段下がった時は、楽譜に♭が2つ付きます。
黒鍵を2つ踏んでいると、五線譜に♭が2つ付くのがポイントです。
この様に音ドを上下させることを次のように呼んでいます。
- キーが上がる・キーが下がる
- 転調
- カポ1・カポ2
五線譜左の#か♭の数により、右手のメロディーで使う鍵盤がきまるのです。
他の押さえ方をまとめました。


キー名のCMやハ長調といった名前はムリに覚えなくても大丈夫です。
このような関係があることを頭の片すみに置いておいてもらえれば良いです。
ではなぜキーをかえる必要があるのでしょうか?
それはキーがかわると曲の感じが変化し、コードも変化するからです。
■ 表示や印刷にはAdobe Acrobat Readerが必要です。
10.コードの仲間たち
きよしこの夜の楽譜をもう一度みてみましょう。


よく見るとBやAの他のコードがでてきません。なぜでしょう。
キーによって使うコードが決まっているからです。
きよしこの夜のを確認してみます。


五線譜の左端に#も♭もついていませんので、C Major(ハ長調)になります。
そしてキーがC Major(ハ長調)の時は、C,C7,G,G7,Fや数個のコードしか使いません。
一曲で出てくるコードは簡単な曲で4~5個のグループがふつうです。
ではきよしこの夜のキーを一つ上げてみましょう。


元のコードは、
C,C7,G,G7,F を使いました。
キーが1つ上がったのでそれぞれ#をつけてみると、
↓
C#,C#7,G#,G#7,F# のコードになります。(D♭,D♭7,A♭,A♭7,G♭とも呼ぶ)
鍵盤の階段とみると、
音C#,G#,F#の段を踏んでいます。(D♭,A♭,G♭の音の段でもある)
このようにキー(調)が上下すると、コードのグループも変化してゆきます。


よく見るとBやAの他のコードがでてきません。なぜでしょう。
キーによって使うコードが決まっているからです。
きよしこの夜のを確認してみます。


五線譜の左端に#も♭もついていませんので、C Major(ハ長調)になります。
そしてキーがC Major(ハ長調)の時は、C,C7,G,G7,Fや数個のコードしか使いません。
一曲で出てくるコードは簡単な曲で4~5個のグループがふつうです。
ではきよしこの夜のキーを一つ上げてみましょう。


元のコードは、
C,C7,G,G7,F を使いました。
キーが1つ上がったのでそれぞれ#をつけてみると、
↓
C#,C#7,G#,G#7,F# のコードになります。(D♭,D♭7,A♭,A♭7,G♭とも呼ぶ)
鍵盤の階段とみると、
音C#,G#,F#の段を踏んでいます。(D♭,A♭,G♭の音の段でもある)
このようにキー(調)が上下すると、コードのグループも変化してゆきます。